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2025年4月11日 []

三人寄れば文殊の知恵 —— 10X Visionの哲学

ビジネスの進め方について、10X Visionには確かにひとつの“哲学”があります。それは、「三者が関わることで生まれる非線形の可能性」です。

人と人との関係は、“1対1”の関係であればゼロサムになりがちです。AとB、BとC、AとCといった“1対1”の関係性の積み重ねでは、どうしても広がりに限界があります。だからこそ、私たちは“3者”という構造にこだわります。

人と人が線を作り、三人が揃えば三角形になる。そこにもう一人加わると、それは三角錐という立体になります。

三角錐がさらに連なっていけば、複雑で有機的なネットワークが生まれます。まるでグラフデータベースのように、ノードとノードが意味を持ってつながり、広がり、発展する構造に育っていきます。

3者がいれば、それぞれの強みも弱みも異なります。立場も背景も違います。だからこそ、多様な視点が交差し、課題を外に開いていくことができます。

この構造を支えているのは、何より「相互の信頼関係」です。信頼がなければ、情報は閉じ、連携は続きません。逆に、信頼があれば、弱みさえも力に変わるのです。

私たちは「三人寄れば文殊の知恵」を、単なることわざとしてではなく、ビジネスの本質として捉えています。

だからこそ、プロジェクトでも、ビジネスパートナーとの連携でも、顧客との関係でも、「三者構造」を意識して組み立てていくのです。それは、創造性を生む文化であり、ゼロサムを超えていく方法論でもあります。

これからも私たちは、三角形を、そして三角錐をつなげていきます。一人では生み出せない立体的な価値を、信頼をベースに、仲間とともに築いていきたいと考えています。

あなたのまわりには、三角形をつくる仲間がいますか?私たちは、そんな信頼でつながる関係を、もっと広げていきたいと願っています。

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